ソリスト

 ソプラノ 佐藤 美枝子

 
  武蔵野音楽大学卒業。(財)日本オペラ振興会オペラ歌手育成部修了。その後イタリアに留学。第7回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し更に二年間奨学生としてイタリアで研鑽中、第11回チャイコフスキー国際音楽コンクール声楽部門で日本人初の第1位を受賞。その他、第64回日本音楽コンクリート声楽部門第1位、同時に増沢賞、海外派遣特別賞受賞をはじめ、国内外のコンクールに多数入賞。
 1995年イタリアにて「リゴレット」のジルダでオペラデビュー以後「ランメルモールのルチア」「椿姫」「カプレーティ家とモンテッキ家」「魔笛」「愛の妙薬」「イタリアのトルコ人」「ラ・ボエーム」「ランスへの旅」「ファルスタッフ」「ヘンゼルとグレーテル」他、数多くのオペラに国内外で出演し、好評を博す。近年では、チャイコフスキーのオペラ「イオランタ」のタイトルロールでフェドセーエフ指揮/モスクワ放送交響楽団と共演、感情豊かな表現力で感動を呼び、高い評価を得る。また、11年ぶりに待望の「ランメルモールのルチア」のタイトルロールで大絶賛を博した。
 第九、ヴェルディ・フォーレのレクイエム、ロッシーニの小荘厳ミサ曲、カルミナ・ブラーナ、マーラー「第2番復活」「第4番」等のソリストを務める他、モノオペラ「幻想のルチア」やリサイタル、子供達の為のチャリティーコンサート等、精力的な活動を全国的に展開している。
第9回出光音楽賞、第2回ロシヤ歌曲賞、第10回新日鐵音楽賞フレッシュアーティスト賞の各賞を受賞。ビクターより7枚のCDをリリース。藤原歌劇団団員。
佐藤 美枝子 HP

メゾソプラノ 杣友 惠子

 
  徳島県出身。東京学芸大学在籍後、東京藝術大学声楽科ソプラノ専攻卒業。同大学院修士課程声楽専攻独唱修了。東京ミュージック&メディアアーツ尚美ディプロマコース修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。
  第20回日本声楽コンクール入選。2006年調布オペラ振興会「カルメン」メルセデス役でオペラデビュー。2009年二期会ニューウェーブ・オペラ「ウリッセの帰還」(モンテヴェルディ作、ヘンツェ版日本初演)ではヒロインのペネロペ役に抜擢され好評を博す。2010渋谷シティオペラ「カルメン」タイトルロール、二期会「魔笛」で侍女U役で出演。2011年4月には東京二期会創立60周年記念公演「フィガロの結婚」(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、宮本亜門演出)でケルビーノ役で出演。
  その他オペラでは「蝶々夫人(スズキ)」、「リゴレット(マッダレーナ)」、「ドンジョヴァンニ(ドンナエルヴィラ)」、「カヴァレリアルスティカーナ(サントゥッツァ)」などのレパートリーがある。ソリストとして、ベートーベン「第九」やドヴォルザーク「スターバトマーテル」のアルトソロを務める。二期会会員。

  テノール 成田 勝美

 東京都出身。国立音楽大学声楽科を首席で卒業。昭和58年度文化庁芸術家国内研修員。二期会オペラスタジオ修了時優秀賞受賞。第14回イタリア声楽コンコルソ第1位入賞、併せてミラノ大賞受賞。第19回ジロー・オペラ賞受賞。皇居桃華楽堂に於いて御前演奏。読売新聞社主催新人演奏会に出演、
1984年ミラノのヴェルディ音楽院入学。エミリア・クワドリ女史に師事。発声をニーノ・スカットーリ氏、音楽をジャチント・プランデェリ氏、故エットーレ・ペッシーナ氏に師事。1987年『カルメン』のドン・ホセで二期会オペラにデビュー、身長187センチの恵まれた容姿と力強い美声で好評を博した。
 1988年関西二期会公演『タンホイザー』のタイトル・ロールに出演。1990年 2月、二期会創立40年記念公演『お蝶夫人』にピンカートンで出演し、同年 7月、サヴォンリンナ・オペラフェスティバル(フィンランド)にも同役で出演し、好評を博した。ワーグナー作品でも実績があり、1991年 7月二期会40年記念公演『神々の黄昏』(邦人初演)で難役ジークフリートを見事に演じ、その後も1994年7月二期会公演『ラインの黄金』でフロー役、1996年 7月同公演『ワルキューレ』ジークムント役、1997年新国立劇場開場記念公演『ローエングリン』タイトル・ロール、1999年二期会公演『タンホイザー』タイトル・ロールと大作に続けて出演、ヘルデン・テノールとしての地位を不動のものとした。2000年4月新国立劇場・二期会共催公演『サロメ』にナラボート役で出演後、9月東京シティ・フィル特別公演飯守泰次郎指揮『ラインの黄金』にフロー役で出演。2002年はニ期会50周年記念公演『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ヴァルター役、東京シティ・フィル特別公演飯守泰次郎指揮『ジークフリート』タイトル・ロールで出演。2003年に東京シティ・フィル特別公演飯守泰次郎指揮『神々の黄昏』に出演、2005年には関西二期会「タンホイザー」韓国公園に出演、いずれも公演の成功に多大なる貢献を果たした。その他にも『椿姫』のアルフレード、『リゴレット』のマントヴァ公爵、『蝶々夫人』のピンカートン、『魔弾の射手』のマックス等、次々に演じている。
 コンサート活動では、都響ワーグナーシリーズの主役を立て続けに歌い、またR・シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』、新日フィル、大阪フィル『フィデリオ』のフロレスタン等で活躍。2008年2月、東京二期会『ワルキューレ』ジークムントに出演し絶賛を博した。また2010年2月、東京二期会『オテロ』(R.リッツィ・ブリニョーリ指揮、白井晃演出)の堂々たるオテロでは新聞各紙などでも非常に高い評価を得た。ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」「第九」、マーラー「嘆きの歌」等のソリストとしても欠くことのできないテノールである。二期会会員

バリトン  崔 宗宝

 中国北京市生まれ。1988年に北京市首都師範大学卒業。92年来日し、94年東京藝術大学に入学。98年に同大学院を修了。同年アメリカに短期留学。
テレビ朝日「題名のない音楽会」、オペラ「ヘンゼルとグレーテル」、「バリアッチ」、「カルメン」、「マクベス」などに出演し高い評価を得る。これまで佐藤鉦一郎、高橋大海、三橋輝夫、瀬山詠子の各氏に師事。180センチを超える長身と、悠久の大地に育まれた伸びやかで甘い歌声で、幅広い年齢層のファンを魅了するバリトン歌手。クラシック曲のみならず、誰もが口ずさめる名曲や演歌までも加えたプログラムで、親しみのあるステージを展開。世界的にも珍しい兄弟オペラ歌手として例年行っているリサイタルでは、毎回満席の盛況ぶりをみせている。中でも、スケール感溢れる中国歌曲の歌唱は圧巻。2010年3月ウィーン楽友協会大ホールで「第九」のソリストを務め、大成功を収めた。第18回、第21回奏楽堂日本歌曲コンクール奨励賞受賞。日本声楽家協会会員。


崔 宗法宝 HP